
意外と知られていない消防団の活動ですが、ありがたい企画がありました。
東日本大震災の被災地で活動する消防団の姿を中心に、
「消防団とは」「消防団の抱える問題点」等々を紹介していました。
地域に根ざし、地域に密着している消防団だからこそ、大震災発生直後から
素早く活動ができ、多くの人を救出することが出来た事。
しかしその反面、多くの消防団員が命を落とし、まだ行方不明の団員も多いと・・。
ある団員は防潮堤の水門を閉めた後、停電により津波を知らせる
サイレンが鳴らない事に気付き、住民に避難を呼びかける為、
他の団員を避難させ一人残り屯所の火の見櫓で半鐘を鳴らし続けた団員。
無残にも津波は火の見櫓ごとのみ込んだ。
また、高台にガードレールに消火用のホース結び、そのホースを伝い、
何人もの人を避難させた団員。
後日その残された結び目で息子が結んだものだと分かった団員の父親、
だが息子は未だに行方不明である。
今回の震災で多くの消防団員が帰らぬ人となってしまいました。
これほど命がけとも言える崇高な信念を持った消防団員。
しかし現実には団員数の減少が問題となっており、
地域の繋がりが希薄になってきている事、仕事と消防団活動の両立が難しい点
などが伝えられていました。
時を同じく今日の読売新聞の記事にこんな事が載せられていました。
消防団員弔慰金1600万減額…共済準備金不足
東日本大震災で公務中に死亡した消防団員の遺族に支払われる消防団員福祉共済の弔慰金が、資金不足で規定額の4割しか支給できないことがわかった。
死亡・行方不明となった団員計249人の約9割が公務中と認定される見通しで、準備金を全額取り崩しても30億円以上が不足。共済を運営する財団法人「日本消防協会」(東京)は「想定外の事態でやむを得ない措置」として、規定額を一律2700万円から1100万円に大幅減額し、国に対して減額分に見合う遺族への支援を求めている。
(2011年6月21日14時31分 読売新聞)

画像:岩手日報より
消防団員と言えば、年齢的にも一家の大黒柱である。
その大黒柱を人命救助の為に失ったのである、なんとか残された家族の為にも
十分な補償が望まれます。
そして今も尚、被災地で頑張っている消防団員の皆様、
まだまだ長い道のりだと思います、どうかお体を大切になさってください。